グルメな男性はモテる?

雑誌を見ていたらグルメな男性はカッコいいと書いてある記事を読みました。美味しい物やレストランに詳しい男性はモテると。たしかに、ゆっくりとお料理を楽しめるお店をよく知ってる人は知らない人よりは圧倒的に人気があるとは思います。ただ、それが、モテるのかどうかというと、若干違うような気もしますけどね。
私の知人の男性でもひとり、ものすごく筋金入りのグルメがいて、「食についてはその人に聞くべし」と仲間の間では知れ渡っています。食べるのが大好きで、いい加減な口コミには惑わされたりしないんです。だから、口コミでただ「めちゃ美味しかったです」なんて書いてあるものには、よく文句を言っています。何がどうなのかを書いていないって。「そんな口コミ、その店に行かなくても書ける」と。星が5つだとしても、信用していないんだって。彼曰く、味よりも低料金を重視しているところには行きたくなくて、高くても安くても、とにかく料理の内容、味がすべてなんだそうです。それと、たとえ居酒屋さんでも美味しい物が食べたいから、サラリーマンの愚痴大会にみたいなのは大っ嫌いだと。愚痴を聞くくらいなら、「こんなの初めて食べました」っていう人にご馳走してあげる方がずっといいんだって。
グルメな彼は、物知りだし、一緒に食事をともにするのは最高で人気者なんだけど、モテるのかどうか……それはわかりません。こんなこと言うと怒られそうですけどね。

家族への愛を綴る

私は子供の頃や学生の時にはよく詩を書いていました。多感な時期には心に色んな迷いや自分でもどう扱ったらいいのかわからない衝動がありました。時に理由もなく悲しくなったり、ほんの小さなことに感動したり、と大人になってからと比べるとずいぶん感性が豊かだったのかなって思えます。そして、書くだけでなく読むことも大好きでした。詩は小説と違って、短い文章の中に想いを込めています。その行間にも沢山の気持ちが見え隠れします。ストレートなわかりやすい物から抽象的で読み手によって受け取り方が変わるものまで様々です。
先日、ある詩人について書かれた記事を読みました。彼はひたすら家族愛を綴った人です。彼は病のために若くしてこの世を去ってしまい、亡くなる時にはまだ無名だったということです。奥様とお子さんがいらして、その作品が取り上げられるようになったのは亡くなってからのことらしいです。記事にはいくつかの作品が載っていて、どれも家族への想いが綴られていました。自分の病気を踏まえて書いているからか、なぜか物悲しいような印象がありました。でも、彼の詩の「お父さんの命が要る時があればいつでもあげるよ」という一節にはなんとも深い愛情を感じました。
詩には小説にはない魅力があります。久しぶりに本屋さんで何か探してみようかな。