今の気持ちに合う本

たまに本屋さんで読みたいものを探していても全く見つからないときがあります。初めから話題になっているものだとかで、目的があって足を運んでいるときはいいんだけど、何か買いたいなって思うだけで目的のものが特にないときです。新刊のコーナー、文庫本のコーナーとぐるぐる回ってしまうことがあります。もちろん、「これは」と気になるものがあれば、帯を見てあらすじもさらっと読んでみるんだけど、「うーん」って気持ちが乗り切れないんです。そんなときは必ず自分の気持ちに何らかの原因があります。仕事に行き詰まっていたり、人間関係に少し悩んでいたり、その他のことでも気になることがあったりです。だから、その時の自分の気持ちにピッタリくるものを探してしまうんですよね。「あ、これだ」って見つけられたときには、もうウキウキでレジに直行します。でも、いつまでたっても見つからないときには、とうとう諦めて家路につくんです。そんな時、家に帰ってからふと、昔読んだ本を思い出したりしてしまうんです。その小説の一説やストーリーの一部が頭に浮かんで来たり。そうなったら、それこそが今の気分にぴったりなんだと思って、また読み返したくて仕方なくなるのに、それがどの本なのかがわからないことがあります。はるか昔に読んだものなら、今、手元にあるのかどうかもわかりません。実は、この前からずっとモヤモヤしてるんですよね。まさに今がその時なんです。誰かそれがどの本なのか教えて!

メモの大切さ

よく新人に先輩が言っていることに「メモを取れ」ということがあります。一般社員であっても朝礼のときにメモを取る人、取らない人がいます。でも、それによって何事にも意気込みや向かう姿勢が違うように思えますよね。もちろん、そんなことをしなくても全て頭に漏れなく入って忘れることがないというのなら必要ないかもしれませんけど、それはまず無理でしょう。真剣に聞くのであれば、ただ聞き流してはいけませんものね。
先日、『名経営者たちはメモを取る』というコラムを読んだんですけど、彼らはさすがだなって思いました。まず、松下幸之助さんは大企業の経営者になってからも、役員から現場で働く社員まで、全ての人の声にメモを取りながら真剣に耳を傾けていたというんです。そして、新入社員に対しても話を聞いた後には、「ありがとう」とお礼を述べていたそうなんです。常に、素直さと謙虚さを重んじる人だったんです。その他にも幾人かのエピソードが載っていましたけど、やはり名経営者と言われる人たちは、部下の話を聞いてメモを取っているんです。自分より下の立場の人を見下したりせず、中途採用や新入社員だからこそ感じる新鮮な意見に耳を傾けることができる謙虚さを持っているんです。
ややもすれば、人間は自分の地位やキャリアにあぐらをかいて傲慢になりかねません。自分は大丈夫かなって常に振り返り、名経営者の人たちの素直さや謙虚さを見習いたいですよね。

ポリ袋でお料理

この前の休日に、その日はベッドでダラダラしながら小説の続きを読んでいました。なんとなく活動する気分ではなかったんです。しばらく読み続けたから休憩というわけで、今度は雑誌をパラパラとめくりました。特に何か特集が読みたいなどというのでもなく、初めから順になんとなくです。そしたら驚きの記事を見つけたんです。簡単で美味しいというお料理の記事だったんだけど、何が驚きかって、ポリ袋で作るんです。ポリ袋と言えば、唐揚げの粉をまぶすときに利用したり、浅漬けを作る時に利用したりはします。けど、そこにはポテトサラダの作り方が載ってたんです。レシピは、じゃがいも、ニンジン、きゅうり、魚肉ソーセージを切ってポリ袋に入れるんです。マヨネーズもコショウも適量入れるって書いてありました。全部投入したら、しっかり空気を抜いて袋の口を結びます。それを沸騰したお湯が入ったお鍋で40分熱するだけなんです。柔らかくなったら湿ったタオルで袋ごと中身を適当につぶすんです。それで出来上がりです。あとは袋から出してお皿に盛り付けるだけです。味が足りなかったら、マヨネーズを足せばいいって。思わずベッドから起き上がりました。これはズボラ気分でもテンション上がりました。チャレンジするっきゃないって。魚肉ソーセージがなかったからハムにしたんだけど、大成功。すごく簡単で楽しくて、もちろん味も最高でした。久々の大ヒットでした。次はレシピどおり魚肉ソーセージを使ってみたいですけどね。