親の影響って大きいです

今の自分があるのって、やっぱり親の影響が大きいなって思います。大人になってからは自分の考えで動いているけど、そもそも、その根底にあるものはやっぱり親に影響されていると思えますもの。私が小説を読むのが好きなことや文章を書くのが好きなことだって、自分で生み出した趣味ではないです。もちろん、趣味は誰かとの出会いで目覚めるということも多いとは思います。知人にもたまたま友人に誘われて中学の部活でテニスを始めたら、もうハマってしまって、それからずっと打ち込んでるっていう人がいますから。けど、私の場合、こと読書に関しては『母親』のおかげです。子供の頃、それこそ記憶にはない赤ちゃんの時から絵本の読み聞かせをしてくれていたらしいです。おぼろげにだけど、幼い頃に何度も絵本を読んでほしいと母にせがんだ記憶はあります。それに、母はおもちゃはすぐには買ってくれなかったけど、本はすぐに買ってくれたんです。幼稚園か小学校低学年のときには、児童文学全集なんていうものをシリーズで揃えてもらっていたと思います。だから、家ではいつも読むものに困らなかったんです。けど、そんな風にして育ててもらったから、文学を身近に感じられて活字にも全く抵抗がなくいられたんだと思います。読むことも書くことも好きなのは母のおかげとしか言いようがないですもの。感謝しています。その反面、母が苦手だった運動に関しても影響を受けてしまっていますけどね。そこは自分で開拓していくしかないですよね。

チョコレートを食べながら

普段は我慢していることが多いチョコレートです。だからこそ、たまに食べるとすごく美味しいんですよね。でも14時から18時の間は少しのおやつなら太りにくいっていう記事を読んだことがあります。だから、たまにその時間に合わせてブラックコーヒーと一緒にチョコレートを2、3粒食べます。チョコレートを食べながらの読書は私を幸せな気分にしてくれます。心までとろけてしまいそうです。そして、そんな時には、小学校の遠足の日のことを思い出すんです。遠足には決まった金額でおやつを持って行くことができました。前日にはどんなおやつを買おうかとお店で選ぶこともすごく楽しくて、すでにそこから遠足は始まっていたんです。でも実は、私は遠足から帰ってからがもっと楽しみだったんです。私は一番好きなおやつ、つまりチョコレートは食べないで家に持って帰ることに決めていました。そして、家に帰ってから漫画を読みながら、それを食べるのです。それは本当に特別な時間でした。だって、その日は宿題もないから、自由気ままに過ごせたんですもの。
口の中でなめらかに溶けてゆく甘いチョコレートを味わいながら本のページをめくっていると、寝っ転がって漫画を読んでいる小学生の私の姿が浮かんできます。それはその頃から全く変わらずに訪れる至福の時間なんです。