本が人生を変える

この前、雑誌に大ヒットしてる『うつ病脱出者の体験漫画』を描いている漫画家さんのインタビューが載ってたんだけど、すごく納得できる内容で、ジンとくるものがありました。以前、その人は『うつ』を病んでしまって、そのときにうつ病から脱出できた精神科医の本を読んだんだそうです。その本を読んだあとに、自分を肯定することが大事だと気づいて、『うつ』から抜け出せるキッカケになったんだって。そして、病を患っている最中にいつか『うつ』の漫画を描こうと思っていたと語っています。ストレスの多い社会だから、けっこう患ってる人、患ったことのある人って多いんですよね、芸能人でも何人か聞いたことがあります。実は私の知人にもいるんです。病の期間も抜け出すキッカケも、人それぞれみたいです。でも、ちょうど心が求めていることにピッタリ合う本に出会えたら、トンネルを抜け出すことができるんだと思います。扉が開いたって、感じることってありますものね。私も経験あるんです。たまたま書店で目に留まった自己啓発本を読んだときに、「そうか」って自分が間違っていたことを素直に認められたんです。そして、大げさだと思われるかもしれないけど、生き方まで変わったって思えたんです。本との出会いで人生が変わることって確かにあるんです。インタビューの漫画家さんが描いた話題の漫画、読んでみたいです。

おにぎり論争

先日、職場の人と外出をして、一緒にお昼ご飯を食べました。人気で手軽なおうどん屋さんに入って、温玉うどんと炊き込みご飯のおにぎりを食べました。その時、知人が「おにぎりって自分で作る時に素手でにぎる?」って聞いてきたんです。私はいつもラップを使って作ります。コンビニやごはん屋さんのものは、たぶん機械や型を使ってると思うんだけど、中にはお店でも手作りがあるかもれません。けど、お店の場合、さすがに素手はないと思います。でも、彼女はいつも素手で作るらしいんです。そして、その方が美味しいって言うんです。思わず「本当?」って聞いたんだけど、正直受け入れられませんでした。それって、根拠があるのかな。味に差が出るとは理解しにくいし、衛生面を考えてもラップの方がイイと思うんだけどな。
でも、そういえば、随分前に読んだ小説の中にもそんな論争がありました。物語の中に出てきたのは、炊き込みご飯のおにぎりだったんだけど、登場人物の一人が、手でにぎった方が美味しいし、なんだか懐かしい気持ちにもなるって言ってたんです。それを読んだ時には、ふだん炊き込みご飯ではおにぎりを作らないからピンと来なかったんだけど、もしかしたら、それは『思い出』というエッセンスが加わってるからじゃないのかな。だから美味しく感じるんじゃないのかな。それなら、なんとなく理解できそうです。知人にもきっと何かのエッセンスがあるのかもしれません。