先日、職場に持って行かなくてはいけないものがあって、持っている手さげカバンの中で2番目に大きなカバンを引っ張り出してきて、そこに入れました。もう少し小さくても大丈夫だったかもって思ったけど、それより小さくて合いそうな物は持ち合わせていません。だから、もう諦めるしかありませんでした。けど、いつも持っているもうひとつの手さげも持って行く必要があるから、トートバッグに普通の手さげとビッグな手さげといった出で立ちになってしまいました。朝、家を出るときに鏡で自分の姿を見ると一体どこからやって来たのかというように見えました。「そうだ」と思いついて、大きな手さげにもう一つの方も押し込んで家を出ました。でも、それが大失敗だったんです。もう重たいのなんのって。二つに分けているとそんなに気にならなかった重さが、ひとつになるといきなり倍以上に感じました。駅の階段の上り下りだけでも大変でした。
絶対に座らなきゃ通勤時間を耐えられないと思った私は、乗り換え駅で仕方なく1本見送って並んで次の電車に乗ることにしました。その努力のおかげでなんとか座ることができました。荷物は膝の上に置きたかったけど、あまりの大きさに足元に置きました。「ふぅ」とため息をついて、でも、座れたのならせめて読書をしようと思ったんだけど、バッグの中に本が入ってなかったんです。そういえば、荷物に気を取られてしまって、昨夜読んでいた小説をベッドのわきにそのまま置いてきてしまいました。なんてこったー!
職場に着いたときには、その日の仕事はもう終えたような気分になってしまっていました。
Monthly Archives: 12月 2019
夢でよかった
先日、久しぶりに夢を見たんだけど、その内容に目覚めた時には心臓がバクバクでした。現実の出来事でなかったことにホッとしました。なぜなら、私は事件に巻き込まれてしまって、秘密の箱を持って必至で逃げていたんです。もちろん、何人もの人たちに追いかけられています。夢の中にいるときって、本当はつじつまが合わなくても、時系列がおかしくても、そんなことはお構いなしに進んでいきますものね。目が覚めてから考えてみると、ありえないことがよくあります。
けど、どうしてそんな夢を見てしまったのかはすぐにわかりました。この前からどっぷりとハマっている小説のせいです。読んでるときには、そのスリルにドキドキするのが面白いんですけど、まさか夢に出て来るなんて思いもしませんでした。影響を受けやすい性格なんですね、私って。考えてみれば、子供の頃にもそんなことがよくあったように思います。そのたびに現実でなかったことに胸をなでおろしたものです。
物語は物語だからいいんですよね。それが自分の身に起こったら困る事って多いですもの。自分には関係ないことだからこそ、文字から色々と想像してその中に入り込めることが楽しいんです。あらためて、現実ではなく小説だから楽しいんだって思いました。でも、サスペンスなんかじゃなくてコメディだとしたら、実際にそんな出来事に遭遇すれば楽しめますよね。