4年に1度の日

本日は2月29日。閏日です。

閏年とは、子供の頃から「4年に1度ある2月が1日多い日」くらいの認識でいましたが、詳しい意味や理由などに関してはあまり知られていないような気もします。

ということで、改めて調べてみました。

まず、地球上の季節は365.2422日周期で繰り返されます。つまり、1日単位基準にするとちょっとずつ暦がずれてきてしまうわけです。そのため、暦日と季節変化がずれないように調整して4年に一度に「余り」の日つまり「閏」日を差し込むことになったのです。

そしてなぜ2月29日なのかといえば、現代用いられている暦は古代ローマ時代に作られた「ヌマ歴」がベースとなっており、当時のローマ人たちにとっては偶数は不吉な数だったためにひと月に29日と31日の日数を割り振ったそうです。

しかしそうするとどうしても1ヶ月だけ28日になってしまう……そこで、当時の暦の始まりは農作業を始める3月からだったため、年の最後の月を28日にしたのです。なので1日足して縁起よくするなら2月だったわけですね。ちなみに当時は29日じゃなくて24日が閏日だったそうです。

その後ユリウス・カエサルによって「ユリウス暦」が採用されましたが、2月の28日はそのままに暦は1月スタートになったのだとか。

ところでこの閏年、4年に1度と言いますが実は例外があるのをご存じでしたか?私は先ほど調べてて知りました。

なんと、「100で割り切れる年」は「400でも割り切れない閏年にならない」のだそうです。4年に1度の調整にって暦のずれを縮めているのが数千年に1度1日ずれるからという壮大なスケールのお話を読みましたが、そう考えるとピッタリ2000年を生きていた現代人は中々レアだったのかもしれませんね!